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GINJI AI PRACTICAL LIBRARY

BOOK 11 · 2026年9月24日改訂

Gemini
完全攻略ガイド

調べる・まとめる・作るを、Googleの仕事につなげる。

目安 45分14章実践テンプレート付き
この1冊のゴール資料に基づく調査と制作を行い、根拠付きで成果物を仕上げる
元資料と下書きを見比べ、違う箇所を確かめて改善するイラスト
人が目的を決め、AIと作り、実物で確かめる。
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Geminiは、単に文章を返すだけでなく、資料の分析、調査、Canvasでの制作、接続したアプリとの連携にも使えます。この本は2026年9月24日時点の公式情報で再構成しました。機能名を覚えるより、1つの仕事を最後まで仕上げる使い方から始めます。

1. 最初にアカウントと使う場所を確認

図解 01
始める前に見る3つの条件
  • アカウント個人か、仕事・学校か
  • 利用する場所Geminiアプリか、Workspace内か
  • 利用条件プラン・管理者設定・使える機能

同じ名前のサービスでも、自分の画面で使える範囲を確認する。

個人用Googleアカウントと、職場・学校で管理されるアカウントでは、使える機能やデータの取り扱いが異なることがあります。モバイル、ブラウザ、デスクトップでも入口は同じではありません。

2026年9月にはWindows向けGeminiアプリが公式発表され、macOS向けと合わせてデスクトップの入口が用意されています。導入は公式のダウンロード案内から行い、OS条件や提供地域を確認してください。Gemini DesktopWindows版の公式発表

まずはブラウザで、入力欄、ファイル追加、モデル選択、ツールのメニューを確認します。他人の画面にある項目が見当たらなくても、すぐに設定ミスとは判断しません。プラン、年齢、地域、管理者設定、段階展開を確かめます。

2. モデルとプランの選び方

公式の利用上限ページは、モデルをFlash-Lite、Flash、Proなどに分け、プランごとの利用条件を説明しています。Thinkingの設定やDeep Thinkにも条件があります。画面の表示と公式表を照合してください。Geminiの利用上限

2026年7月の公式更新ではGemini 3.6 Flashと3.5 Flash-Liteが案内されました。ただしモデルの内部版名と、アプリの選択メニューの表示は必ずしも同じではありません。「この名前がないから使えない」と決めつけず、現行のモデル選択とプラン条件を見ます。2026年7月の更新

仕事 選び方の目安
短い言い換え、箇条書き、分類 軽いモデルや標準設定で試す
複数資料の比較、矛盾の整理 推論を重視した設定を検討
広い範囲の調査 Deep Researchで計画を確認
同じ条件の文章を繰り返し作る Gemへ方針をまとめる

これは本書の実務上の選び方です。重い設定ほど常に正解になるわけではありません。自分が確認できる課題で、品質・時間・利用上限を比べます。

3. ファイルから始める最初の練習

資料を追加したら、いきなり要約だけを求めず、読み取れた範囲と不足を確認します。対応するファイル形式や容量、利用回数には条件があります。ファイルのアップロードと分析

そのまま使えるテンプレート
添付した講座メモを使い、初参加者向けの案内文を作ります。
まず日時・参加方法・準備物・対象者を抽出してください。
読めない箇所や記載がない項目は未確認とします。
続いて400字程度の案内文と、準備チェックリストを作ってください。
最後に両方の日時・条件が原文と一致しているか照合します。

PDFの画像内の小さな文字や複雑な表では、読取りが不十分な場合があります。重要な数字は元資料へ戻って確かめます。「ファイルを添付した」ことと「すべて正しく読めた」ことを分けてください。

4. Deep Researchは計画を読んでから開始

図解 02
調査を、使える資料にする
  1. 問い調べる範囲を決める
  2. 計画必要な論点を確認
  3. 出典根拠と更新日を見る
  4. 仕事へ自分の目的で整理し直す

レポートの長さより、必要な問いに答えているかを見る。

Deep Researchでは、Google検索に加え、利用条件を満たせばアップロードしたファイルや接続したGmail・Driveなどを調査の材料にできます。研究計画を確認・変更してから開始し、完成したレポートの出典を確認します。利用には年齢やアカウントなどの条件があります。Deep Research

そのまま使えるテンプレート
小規模なオンライン講座で使う予約ツールを比較してください。
条件:運営者1人、日本語対応、月10件程度、オンライン面談。
公式の料金・キャンセル条件・カレンダー連携を優先します。
最初に調査計画を示し、対象サービスと比較項目を確認します。
レポートでは事実と推奨理由を分け、各条件に出典を付けてください。

計画を見るときは、対象が広過ぎないか、必要な地域や期間が抜けていないか、比較するサービスが目的に合っているかを確認します。資料の量を増やすより、判断に使う条件を絞る方が役立つこともあります。

完成後は、少なくとも価格・制限・重要な結論の出典を開きます。出典が別プランや古い発表なら、その項目を再調査します。調査報告をそのまま商品説明や断定的な発信へ転用しないでください。

5. Canvasで、編集できる形へ進める

Canvasは、ドキュメント、アプリ、スライド、コードなどを作成・編集する入口です。文書を直すときは、変えたい範囲と保つ条件を伝えます。利用できる出力や共有方法は現行の画面で確認してください。Canvasヘルプ

そのまま使えるテンプレート
この調査結果から、初心者向けの1ページ資料をCanvasで作ってください。
構成は結論/比較表/選ぶ基準/次の行動。
固有名詞と価格は出典どおりに保ちます。
読者が判断するための条件は削らず、長い説明だけを短くしてください。

文章を直せる状態と、画像に焼き込まれた文字は別です。あとで更新する資料なら、本文が編集できる形を選びます。アプリを作った場合は、見た目だけでなく入力・計算・保存などの実際の操作を確かめます。共有前に、意図しない個人情報が含まれていないかも見ます。

6. Gemsで、毎回の前提をそろえる

Gemは、繰り返す作業の指示をまとめる用途に使えます。Gemの作成画面で名前と指示を入れ、必要な資料を設定し、プレビューで試して保存します。使える機能は環境によって異なります。Gemsを使うGemの指示を書く

そのまま使えるテンプレート
あなたは、提供された商品情報から案内文を作る編集担当です。
読者は初心者。専門語は短く説明します。
まず対象・内容・日時・価格・申込先がそろっているか確認します。
素材にない体験、実績、限定人数、締切は作りません。
出力は件名3案、本文、未確認事項。
最後に価格・日程・リンクを元資料へ照合してください。

Gemの指示と、配布されるSKILL.md形式のスキルは同じものではありません。スキルZIPをGemへ入れただけで、ローカルのスクリプトやファイル操作まで動くとは限りません。今回の配布スキルは、同梱の対応環境と導入案内に従って使います。

7. 接続済みアプリは、対象と操作を指定

2026年9月23日の公式発表では、Airtable、Linear、Adobeなど、新しい接続先の段階展開が案内されました。設定や@メンションなどから接続を使う方法が示されています。全アカウントへ同時に届くと断定せず、自分の設定に表示される接続先を確認します。接続済みアプリの公式更新

そのまま使えるテンプレート
接続したDriveの「今月の企画」フォルダにある現行の企画書だけを使ってください。
企画名/進捗/次の行動/担当/期限を一覧にします。
資料にない担当・期限は未定。まず読み取りと整理だけを行い、元ファイルは変更しません。

どのアプリ、どの資料、どの期間を使うかを明示します。接続しただけで、すべてのデータを常に読めるわけではありません。書き込みが必要なら、作成する場所と内容を具体化して依頼します。

8. Gmail・Docs・Sheets・Driveを使い分ける

Geminiアプリから接続した情報を使う入口と、Google Workspaceの各アプリ内でGeminiを使う入口は別です。同じGoogleアカウントでも、契約・管理者設定・機能によって表示が変わります。「Googleを使っていれば何でもそのまま操作できる」とは判断しません。

場所 使う仕事の例 完成後に確かめること
Gmail 長いやり取りの要約、返信の下書き 相手の質問、日程、宛先。下書きと送信を区別
Docs 構成から本文、続きの執筆、トーンの変更、要約 残すべき条件と意味が変わっていないか
Sheets 表・数式・集計・グラフ、データの分析 対象範囲、単位、空欄、元データとの合計一致
Drive 関連するファイルの検索・要約 対象ファイルの版、期間、参照した箇所
Meetなど 契約で提供される会議支援機能 自分の環境で使える機能と、記録内容

Sheetsの公式案内には、表・数式・グラフの作成や、書式などの操作が載っています。Google Sheetsのヘルプ。他のアプリも現在の対応範囲をWorkspaceの公式入口から確認します。ChatGPTにもGoogleへの接続方法があるため、「ChatGPTは必ずコピペだけ」という旧比較は使いません。

そのまま使えるテンプレート
このメールの要点と、相手が私に求めていることを整理してください。
丁寧だが簡潔に、結論を先に3行で返信案を作ってください。
元メールにない約束や日程は加えません。今回は下書きまでです。

役割、前提・目的、出力形式を揃える点は、他のAIと同じです。「返信して」だけより、何を伝え、どんな長さで、どこまで実行するかが分かる依頼にします。

9. Gemの作成から、調査・教材化までつなぐ

Gemの基本は、①Gemsの入口を開く、②新規作成、③名前と指示を書き必要な資料を設定、④プレビューで試して保存、です。保存後にもう一度呼び出し、同じ条件で作れるか確かめます。名前だけでなく、何を読み、何を作り、何を確認するかを指示へ含めます。

Deep Researchのレポートは、対応する画面のエクスポート機能からGoogle Docsなどへ保存できます。保存した文書で出典を開き、調査後に変わった価格・条件は見直します。Deep Researchの保存方法

Canvasを使えば、調べた内容から図解、クイズ、対話して学ぶ資料を作る用途にも進めます。文章があるだけで正しい教材が自動でできるわけではないので、問いと正解を調査の根拠へ照合します。

そのまま使えるテンプレート
この確認済みレポートを使い、初心者向けの学習資料をCanvasで作ってください。
要点3つ、比較図1つ、理解度クイズ5問と解説を含めます。
各解説がどの資料に基づくか示し、資料にない新しい事実は足しません。
クイズの正解が複数にならないか、最後に確認してください。

10. Liveや継続作業を使うとき

音声で相談したり、対応端末で画面やカメラを共有したりする機能もあります。対応する端末と提供状況を確認し、見せたい範囲を意識して使います。操作を説明してもらった場合は、最後に手順をテキストへまとめると再利用できます。Gemini Live

公式の2026年7月更新には、継続して作業するGemini Sparkの地域拡大も含まれます。ただし対象外地域やプランなどの条件があります。本書では、すべての利用者が同じ自律実行を使える前提にはしていません。まず通常の依頼で成果物の品質を確かめ、継続実行へ進めます。2026年7月の更新

11. データの設定と料金を確認

個人用のGeminiでは、アクティビティ設定やフィードバックなどに応じてデータが取り扱われます。アクティビティをオフにしても「一切保存されない」とは限りません。仕事・学校のアカウントは適用条件が異なるため、使うアカウントの案内を確認してください。プライバシーハブ

料金は、地域・税・契約・キャンペーン・既存プランによって変わります。無料枠とGoogle AIの各プランで、利用上限や機能の条件を比較し、申し込み画面の金額を確認します。使いたい機能1つのために変更するなら、その機能が自分の地域とアカウントで対象かを先に確かめます。利用上限とプラン

12. 画像・動画・Notebookの現在の入口

画像を作る・直す

2026年9月24日に確認したGeminiアプリの公式ヘルプは、画像生成をNano Banana 2系、条件付きの再生成をNano Banana Proとして説明しています。旧版の「画像=Imagen」という表記だけで現在のメニューを探さず、選択モデルや画像画面を確認してください。対応機能はモデル・プラン・年齢などで異なります。画像生成・編集

用途、比率、文字、配色、変えてはいけないものを指定して作成し、修正は箇所を限定します。生成した図解なら、文字の誤り、順番、図と本文の一致を確認します。

そのまま使えるテンプレート
この図解の見出しと内容は保ち、背景を明るく、余白を広くしてください。
文字を増やさず、3つの手順の順番も変えません。
元画像と修正版を比べて、文字切れと読みやすさを確認します。

動画は短い場面から試す

現在のGeminiアプリの動画ヘルプはGemini Omniを案内しています。旧版で紹介したVeoの名前や当時のプラン条件を、そのまま現在の画面へ当てはめません。作成・編集の入口、利用できる契約や地域、回数などを公式で確認してください。動画生成の公式ヘルプ

最初は、誰が・どこで・何をするかが1つの短い場面を指定します。完成後に人物や物の連続性、意図しない文字、音声、使用する素材を確認してから仕事へ使います。元教材の「動画生成がある」という活用範囲を残し、現在の製品名と条件へ更新しています。

NotebookLM系の資料を、案件のノートブックへ

旧版のNotebookLM連携に当たる内容は、現在の公式ヘルプではGemini Notebookと、Geminiアプリ内のノートブックとして案内されています。資料、カスタム指示、継続する会話をまとめて扱います。個人アカウント、端末、段階展開、アクティビティ設定などの条件があるため、自分の環境の表示を確認してください。Geminiのノートブック

使える環境なら、案件名でノートブックを作り、参照する資料を追加し、「この資料だけで分かること/外部調査が必要なこと」を分けて質問します。出典があることと、その出典が今回の条件に合うことは別です。価格・日程・重要な主張は元の資料へ戻って照合します。

13. Googleの仕事へ組み込む順番

図解 03
資料から完成品への実務フロー
  1. 材料目的に合う資料をそろえる
  2. 理解要約・比較で論点を整理
  3. 制作文章・案・資料へ展開
  4. 確認根拠と完成条件へ戻る
↻ 気づいたことを、次の1回へ

画像・動画などの提供条件は本文の公式確認先で確かめる。

まず対象アプリの接続を確認し、次に繰り返す仕事の指示をGemへまとめ、追加調査が必要ならDeep Researchへ進みます。資料整理だけで済む仕事に、必ずすべての機能を使う必要はありません。メールの要約と返信案、Docsの構成と本文、市場・競合の調査、Sheets・Driveのデータ整理など、自分が結果を確かめられる1件から始めます。

無料枠、Google AI Plus・Pro・Ultraなどの候補は、現在の購入画面と公式利用上限表で比較します。固定のドル・円価格を転載せず、必要な機能、回数、地域、既存契約との関係で選びます。「迷ったら必ず有料」ではなく、試した仕事で何が足りなかったかを基準にしてください。

14. 今日の実践と合格チェック

1つのテーマで、資料の整理→追加調査→Canvasで1ページ資料、まで進めてみます。必要な調査がなければ無理にDeep Researchを使う必要はありません。道具を全部使うことより、目的に合う成果物を作ることを優先します。

出典・更新メモ

2026年9月24日改訂。モデル表示、プラン、Deep Research、Canvas、Gems、デスクトップ、接続アプリを公式情報へ照合しました。利用回数・固定価格・全員への提供を一律に断定しない構成です。

NEXT STEP

今日の一歩を、1つだけ。

読み終えたら、気になったテンプレートを1つ試してください。次の仕事で使えたことが、学びの成果です。